旧谷峠、旧谷隧道、悲劇の骨折!執念鷲走ヶ岳林道走破

2009年 5月 4日 (月) 曇り

私にとってはGW最後の休みということもあり
天気は曇りでパッとしない感じであったが鷲走ヶ岳林道、大山林道を
走破しようと朝7時ごろ出発

今回は勝山回りで東から走破しようと計画を立て
まずは前回雪で断念した旧谷峠を目指す
谷トンネルでワンショット
例の電話BOXまで来た
電話BOXから右へと旧谷峠を目指す
ここが前回(4月8日)雪で断念したところ
4月8日の写真


雪いっぱいです。
さらに進むと きれいな土壁!?があったのでパチリ
振り返りはこれ
突然 現れた 崩壊

かなりのインパクトです。

う〜〜〜ん

気持ち的には とても怖いんですが

道幅はそれほど危険な感じでは無いので

心 落ち着かせて 慎重に 一本橋 通過
あれ〜〜

せっかく 怖い思いして来たのに

荒れ放題です。 道は続いているのですが

倒木の嵐

もう少し進むことに
こりゃ 大変だ

戻ろう!

崩壊現場にきたが

逆からではまったく道が無いように見える。

こわ〜〜〜〜
右をみれば なんとか繋がっている道。
逆走のほうが 怖かったです。 汗汗・・・・・・

無事に電話BOXまでもどり

旧トンネルを探そうと思い、今度は電話BOXを直進することに


しばらく行くと ポカ〜ンと 放置状態のトンネルがあった。

これが 旧谷隧道だ。
しかし 何にも表示なし、

通行止めとも 危険とも 入るな!とも書いてない

完全放置プレイですな

長年役目を果たした隧道が哀れだった

※他のWebインプレによると 反対側は完全に閉塞されていて
  奥のほうはかなり水没しているそうです。
ネームははっきり残ってました。
隧道前はこんな感じです。
この林道の先は隧道のすぐそこで進入禁止です。

さてもどろう。


新 谷トンネルを通過し石川県へ抜ける。

つぎはいよいよ鷲走ヶ岳林道へのトライである。

しかし、それは悲劇の始まりでもあった。

その瞬間が刻々と迫る。

白峰町で給油をしそのまま手取川ダム方面へと進む


手取川ダムが見えてきた。

大きな橋を渡ってすぐ左へ曲がる

ここがそのポイントで左へと曲がる。
なんて読む橋だろう・・・?? わからず・・・
曲がってすぐ ダートになる。

そして小さい橋を渡り分岐になる。

鷲走ヶ岳は右へすすむ。

左は多分行き止まりのピストン林道だと思う。
右へと進もう。
山菜取りや不法投棄の警告である。

近年 多すぎますね〜  どこ行っても看板だらけです。

困ったもんだ。
単調な土が硬くしまったダートが続く。

特に荒れた路面ではなく普通の路面である。

まだ残雪があったので ちょっとパチリ
振り返りはこんな感じ。

この後、数分後に悲劇の転倒骨折現場が登場する。 が



残念ながら、現場の写真を撮る余裕も無く写真はありません。

ここで今回のツーレポは終了です。申し訳ありません。


あとは転倒の状況やそのまま鷲走ヶ岳林道を走破し

なんとか自宅までバイクを運転し帰った状況を

文章だけでレポートします。

朝9:30ごろであった

現場はゆる〜い右コーナーで左に土砂崩れ止めの鉄柵が数メートル設置されていた。

その鉄柵を眺めてぼーっと20kmぐらいで走っていた

気分もあまり良くなく単調な林道だったので注意不足だったこともあり
鉄柵から視線を戻したときすでに真中の車の轍でできた土の壁にフロントタイヤが
乗りかかっていて、バランスを取るので精一杯

バイクは左へ倒れようとし、体は右へと重心を掛けるが
次の瞬間、フロントがグリップして土の壁をジャンプするようにバイクが跳ねる。

右重心なので、右へとそのまま転倒・・・・・・・・・この間わずか数秒だったと思う。

転倒を防止するために右足を路面に着いて外側へおおひねり。 ここで捻挫と骨折の可能性あり。
転倒して右足はバイクのマフラー部の下敷きになっていた。

骨折はねじれながら上からバイクで潰されて折れた可能性も考えられる。


転倒した瞬間は右足 いて〜〜〜〜〜〜〜と感じ
立とうとしたら右足がバイク(マフラー部)の下敷きで抜けない・・・・

エンジンが掛かったままだったので、 キルSW を オフ!
バイクを上半身だけで起こそうとするが動かない。 足 いて〜〜〜〜

それでもこのままでは、ダメだと思い必死に痛い右足をバイクの下から引き抜いた。
すぐに立ち上がったが、右足の感覚が無く よろける。 ゴキゴキと右足から振動を感じた。

折れたと瞬間的に判断、同時に胸が悪くなってきた、WRが倒れたままなので
なんとか起こしたい、必死にバイクを起こし反対側のスタンドはどうやったか覚えていない。

そのまま道に倒れこみ数分横になる。空を見上げながら・・・・どうしようか?・・・

このまま寝ていてもダメだ。幸い右足のみの負傷だったので、なんとか帰らねばと気力を振り絞る。
しばらく横になっていたら気分も回復

さてどっちから帰るか? 来た道を戻るか、そのまま前進して鷲走ヶ岳林道を越えて帰路に着くか
究極の選択が待っていた。・・・・・・・・・・・・・・・

鷲走ヶ岳林道走破に決断! そっちの方が最短距離で帰れると判断した。
今思うと戻った方が無難だったことが後でわかった。
距離的にもほとんど同じぐらいだったので、危険を犯して林道走破はリスクが大きかったです。

起き上がり、バイクにまたがり家を目指す。足が痛い・・・
エンジンを掛けようとキックを・・・ キックできね〜〜〜 セル付いてた〜〜良かった。
なんとかエンジンも掛かり、バイクはほとんど無キズで大丈夫。良かった。

いざ 前進、トコトコ走り出した。右足はステップに乗せるだけで何もできない。


なんとか峠にきた、ここまでは特に荒れた路面ではなく問題なし。
峠付近はなだらかで普通の林道だった。南方面の景色が良かったのを覚えている。
小松ドームが見えていたので、あそこまでワ−プできたらとマジで思った。

そして下り始める

とても長く感じた下りで、岩あり木々ありでかなりの荒れようでした。
写真撮れなくて残念。

突然 前に倒木! 道幅全部を塞いでる・・・・・ ガーーン!

こりゃダメだと 半分諦めていたが、近づくと端っこに石を並べてバイクが通った形跡が

有難い、有難い、準備はできている。後は勇気ある前進のみ
それと、希望が持てたのはここまでバイクで来れるんだという証でもあるということだ。

直径25cmはあったと思う倒木ですが石で準備してくれてたお陰で
ゆっくりバイクを押して半クラで進ませ乗り越え成功。



ところが! またも倒木! これは強烈に絶望感を味わいました。
一瞬戻れるのかな?と戻ることを考えたら気力ゼロになりました。

でも、よく観察したらこれもさっきと同じく石で準備してあった。^^


慎重に無事クリア〜  
簡単に文字では書いてますが、必死です。倒れればまず帰れなかったと思ってます。

大きな難関はクリアし、以前断念したところまで来たときは ほっと安心しました。

あとは慎重に舗装路ばかりを通り、国道8号線から自宅へと帰りました。

転倒から3時間掛かって帰宅。 良かった。感謝です。

帰宅時間  12:30

本日走行距離  168km

オドメーター   8061km


右足 骨折 足首捻挫  黄色×が骨折部、赤丸は捻挫

全治 5週間〜6週間





皆様 お気をつけて! 

戻る

inserted by FC2 system